大谷翔平 剛腕ミジオロウスキー攻略へ異例調整法で71スイング 至近距離でマシン打撃 散髪でスッキリ?臨戦態勢整う

 ドジャースの大谷翔平投手(32)は10日、敵地ミルウォーキーでブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に備えて、フリー打撃などで臨戦態勢を整えた。最速170キロの剛腕ジェイコブ・ミジオロウスキー投手の対策として、至近距離でマシンの球を打つ異例の調整法で71スイング。精彩を欠いた前シリーズからの巻き返しを目指す。ア・リーグの地区シリーズ第5戦ではホワイトソックスがガーディアンズに敗れ、村上宗隆内野手(26)は4打数無安打、4三振だった。

 2日以来、8日ぶりの屋外フリー。大谷は散髪したように見えるスッキリした姿で、マウンドのプレートから約5メートル手前に設置されたマシンに向かい合う。その中で打席を出て、よりマウンドに近づきバットを振る場面もあった。最短約8メートルの距離から、時速150キロ台の速球を打ち続ける異例の調整法だった。

 これまでのフリー打撃では150メートル級の柵越えを連発し、その確率が50%を超えることも珍しくはなかった。しかし、この日は24スイング目で初めてフェンスオーバー。最終的には71スイングでわずか6本だったが、大谷の表情は明るかった。

 至近距離の打撃練習の理由をアンディ・ベイツ打撃コーチは「バットの初動を速くし、立ち遅れないようにする効果がある」と説明。最速170キロを誇るミジオロウスキー対策であることを明かし、「目から脳への伝達を速くするためだ」と話した。

 大谷が屋外で打った理由はそれだけではない。前シリーズ4試合で打率・154の不振。持ち味の長打はなく、8月18日のロッキーズ戦で30号を放った後は22戦102打席連続でノーアーチだ。

 大谷の取り組みについてベイツコーチは「バットのヘッドを早く返さず、フィニッシュの形を保つことを重視している。それができれば、力みを抑え、長くボールにコンタクトできる」。力みからボール球に手を出す傾向は、ロバーツ監督も指摘した大谷の悪癖でもある。

 8月15日のミジオロウスキーとの対戦では右翼線三塁打を放っている大谷。怪童攻略でスランプ脱出のきっかけをつかみたい。

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