打者専念の大谷翔平は「特殊ボールを投げている」 ド軍編成トップが現状を明かす 今季中の投手復帰に自信「すべてが良い方向に進んでいる」
「ドジャース-マリナーズ」(29日、ロサンゼルス)
ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が試合前に記者会見。4日以降、打者に専念している大谷翔平投手がトレーニング用特殊ボール、プライオボールを投げて肩肘の状態を維持していることを明かし、今季中の投手復帰に自信を見せた。
3日のパドレス戦の登板を最後にマウンドから遠ざかり、打者に専念している大谷について編成部のトップは6月に炎症を起こした左膝に対処する過程で右上腕にも炎症が出たと説明した上で「それはよくなっている」と問題がないことを強調。「われわれが一番慎重になっているのは着地脚(左脚)のことだ。無意識のうちに膝をかばおうとして投球メカニクスを変えてしまうような状況には絶対したくなかった。だから彼にはプライオボールを投げさせて、肩肘の状態は維持してきた。問題は左足で着地し続けることによる負担をどれだけ減らせるか。膝の状態がこのまま良くなっていけば、比較的近いうちにキャッチプレーには入れると思う。膝がしっかり回復して、同じフォームを繰り返し再現できる状態になったと感じられることが重要だ。無意識のうちにフォームを変えてしまう心配がなくなること、それがすべて。今のところ、すべてが良い方向に進んでいる」と現状を明かした。
さらに、前日の試合後に大谷が右上腕の状態が100%ではないと発言したことを受け、「彼はプライオボールを投げている。もし膝の問題がなければ、彼は今もう普通にローテーション通りに投げているはずだ。 腕はずっと動かし続けている。腕が100%かと言われれば、もちろんそうじゃない。でも7月末の時点で100%の投手なんていないだろう。これはあくまで、膝の問題だ。膝をかばってフォームが崩れることが絶対にない状態にする、それが最優先。だから正確にいつ戻るかはまだ分からないが、比較的近いうちにキャッチボールを始めて、ブルペンに入り、復帰へ向けて本格的にビルドアップしていくことになると自信を持って言える」と語った。
今季の大谷は3年ぶりに開幕から二刀流で出場。投手としては14登板、8勝2敗、防御率1・79をマーク。85回2/3を投げて95三振を奪っていた。6月3日の時点で6勝2敗、防御率0・74を残していたが、左膝に異変が起こり始めた6月10日以降の4登板は失点がかさみ、2勝0敗、防御率4・38と安定感を欠いていた。
