大谷翔平の決勝13号ソロで2カード連続勝ち越しも…左膝炎症で途中交代の悪夢 ロブレスキーも打球直撃で緊急降板 暗雲漂うゲームに
「パイレーツ6-8ドジャース」(11日、ピッツバーグ)
ドジャースが2カード連続の勝ち越しで貯金を今季最多タイの19へ戻した。2戦連発の決勝13号ソロを含む2打数2安打2打点、2四球で前日から5打席連続出塁と躍動していた大谷翔平投手は、七回の第5打席で代打を送られ途中交代。球団は「左膝の炎症」と発表し、チームに激震が走った。
七回1死一、二塁の好機。大谷が第5打席へ向かうはずだったが、ネクストサークルにその姿はなかった。代打・エスピナルがコールされると、敵地のスタンドはざわついた。そして異例のブーイングもわき起こった。
一体何が起こったのか。球団は直後に「左膝の炎症」と交代理由を発表した。エンゼルス時代の2019年に手術を受けた箇所。投打同時出場の翌日に4出塁の大暴れを見せた一方で、体が悲鳴をあげていた。
この日は第1打席で四球を選び、第2打席は体勢を崩されながらも低めのスライダーを右中間席にたたき込んだ。2試合連発となる13号ソロ。そして第3打席は打球速度175キロのゴロで二遊間をきれいに破り、3試合ぶりのマルチ安打をマークしていた。第4打席でもフルカウントからのバックドアを冷静に見極めて四球を選んでいた。
チームは大谷のソロで勢いをつけ、タッカーのタイムリー、フリーマンのタイムリーなどで一気に5点のリードを奪った。だが先発のロブレスキーが五回に2本の本塁打を浴びて2点差に迫られると、打球を右太もも裏に受けて緊急降板。球団は「右ハムストリングの打撲」と発表した。現在、チームトップの7勝をマークし、首位快走をけん引してきた若き左腕だけに状態が気がかりだ。
チームは八回にエンリケスが連打を浴びて2点差に迫られたが、スコットがロウを打ち取り、イニングまたぎで試合を締めた。これで2カード連続の勝ち越しとなったが、今後に影響を及ぼしかねないゲームになった。
試合後のハイタッチの列に大谷の姿はなかった。開幕から二刀流でフル回転し、投打の柱として存在感を示してきただけに、その状態が気がかりだ。
