今井達也が1カ月半ぶり2勝目「フォームを大事にして」6回ノーノー投球でチームを4連勝へ導く 初のQSも達成 アストロズはノーノーリレー達成の快挙
「レンジャーズ0-9アストロズ」(25日、アーリントン)
アストロズの今井達也投手が6回を無安打無失点投球で2勝目を手にした。初回に3四球を与えるもしっかりと修正しての快投。メジャー移籍後初のクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)も達成し、チームは継投によるノーヒットノーラン達成で4連勝をマークした。
1点の援護をもらった初回。いきなり先頭のピーターソンにカウント3ボールとなり、2試合ぶりの四球で歩かせてしまった。次打者のオスナにもボールが先行し、2者連続の四球に敵地が大きくどよめいた。
すぐさま投手コーチが通訳を伴ってマウンドへ。強打者のニモにもボールが先行したが、低めのフォーシームで二ゴロ併殺打に仕留めた。2死三塁と状況は変わり、デュランはフルカウントから四球。カーターの体近くにボール球が行くと、スタンドからはどよめきとブーイングがわき起こった。それでもフォーシームで押し込み、何とか初回を無失点で立ち上がった。
二回はゆったりとした力感のない投球フォームからキレのあるボールを投じた。力みが抜けた中でもフォーシームのキレは十分で二回を三者凡退に抑えた。三回も1死から遊撃・ペーニャが鮮やかな好プレーを見せるなど、バックの守りにも助けられ2イニング連続の三者凡退。レンジャーズ打線をノーヒットに抑えた。
四回は先頭のニモを四球で歩かせ初回以来の走者を出したが、動揺することなく次打者を併殺打に打ち取った。五回は先頭に左中間へ大飛球を放たれるも中堅・マイヤーズがランニングキャッチ。マカッチェンは高めのフォーシームで空振り三振に仕留めた。ジャンセンの打球もマイヤーズが鮮やかに処理して5回を投げ終えた。
そして六回、ブルペンでリリーフが準備を始めた中、先頭を二ゴロに打ち取った。打順が三回り目となった中、1番・ピーターソンも内角直球で詰まらせ三飛に。オスナも三ゴロに打ち取り、メジャー移籍後最長となる6回を投げ抜いた。
この回限りでマウンドを降り、メジャー移籍後初となるクオリティースタートを達成。快投で打線の大量援護も呼び込み、4月4日・アスレチックス戦以来となる2勝目を手にした。メジャー1年目で慣れない環境ながらも着実に成長の跡を見せている。
今井は前回登板で無念の水入りとなり、五回途中3失点でマウンドを降りたが、メジャー移籍後初の無四球投球。開幕から制球難に苦しんでいたが、良化の兆しを見せていた。
打線も9得点で今井を力強く援護。さらに継投でノーヒットノーランを達成し、勝利の瞬間、今井も右手人さし指を突き上げながらベンチを飛び出し、満面の笑みを浮かべた。
試合後、グラウンドインタビューでは「積極的にレンジャーズ打線がスイングしてこなかったので、ストライクを先行できるように。リズムとタイミングをフォームを大事にしてからポンポンとストライクを投げられたかなと思います」と語った今井。「きょうは一緒に日本から来たトレーナーさんの誕生日で登板できたのもうれしかったですし、勝利でお祝いしたかった。最高の結果になってよかった」と振り返っていた。
アストロズは開幕から低迷していたがこれで4連勝。借金を7まで減らした。地区首位のアスレチックスは貯金1となっており、巻き返しへ今井が見せた安定感はチームにとっても朗報だ。
