「やべっ」代走で決勝ホームインのドジャース・コール 冷や汗走塁を振り返り、報道陣の笑い誘う 「結果的にうまくいって良かった」と安どの笑み
「パドレス4-5ドジャース」(19日、サンディエゴ)
ドジャースは同点の九回1死からマンシーがABSチャレンジで四球をもぎ取って出塁。走力に定評のあるコールが代走に送られた。
マウンドには難攻不落の剛腕守護神ミラー。次打者パヘスへ2球目を投じる直前、コールがスタートを切った。
「相手投手ごとにスカウティングレポートがあって何を狙うべきか、どんな状況かを把握している。ミラーはとにかくタフな投手だから、90フィート(塁間約27メートル)でも前に進めるなら行く価値がある。だから、攻めのマインドで状況を見ていた。自分たちの情報を頼りに、目でしっかり判断して、行けると思えば行くつもりだった」
ところが、ミラーのけん制モーションに引っかかる形で一塁を飛び出してしまう。しかし、マウンド上の右腕は焦りからか、一塁への送球が大きくそれる。ボールが右翼ファウルエリアを転々する間に一気に三塁を陥れた。
「やべって思いました。その後は、すぐに気持ちを切り替えて三塁へ行くしかないって。ああいう場面では90フィートの価値が本当に大きい。だから、多少リスクがあっても行くべきだと思った。スカウティングの情報、準備、そして、自分の目を信じて走った。結果的にうまくいってよかった」。
あわやボーンヘッドの紙一重のプレー。コールが発した「やべっ」の言葉に報道陣から笑いが起こった。
パヘスの右犠飛で決勝点を奪ったプレーもビデオ裁定にもつれる際どいプレーだったが、「かなり自信はあった。タッチされた感覚が全くなかったし、足を伸ばしてホームベースに触れたのも分かった」とコール。ただし、パドレスベンチがチャレンジ権を行使した時は「一瞬だけ不安になったのは確か。でも、映像を見れば大丈夫だと思っていた」とも。
冷や汗ものの決勝点。「ミラーがどれだけすごい投手かはみんな知っている。その相手にあれだけ粘り強く戦ったのは本当に見事だった」。パヘスの執念の一打に賛辞を贈った。
