大谷翔平 幻ランニング弾 激走→生還も記録は三塁打+失策 今季最多5打点
「エンゼルス2-15ドジャース」(16日、アナハイム)
ドジャースの大谷翔平投手(31)は、アナハイムでのエンゼルスとの交流戦に「1番・指名打者」で出場し、今季初の三塁打を含む4打数2安打2四球、1盗塁で同最多5打点をマークした。チームは4連勝とし、貯金を再び10に戻してナ・リーグ西地区首位の座を堅守した。
青と赤の声援が渦巻くフィールドを縦横無尽に駆け抜けた。八回2死一、二塁の好機。大谷が内角低め、見逃せばボールになるチェンジアップを右翼線へ運び、一気に加速した。
打球はワンバウンドで防球ネットに当たった後、グラウンドに落ちる。大谷は内野への返球が乱れたのを見て三塁を蹴った。自身初のランニング本塁打かと思われたが、敵軍がチャレンジ権を行使し、裁定の結果、「三塁打と右翼失策」となった。
「僕は(打球がネットに)当たったかどうか分からなかったので、とりあえず全力で走った。結果的に良かった」と大谷。走って、走って、走りまくった試合。初回は四球で攻撃の足掛かりをつくり、先制ホームを踏んだ。三回は再び四球で出塁し、今季6盗塁目となる二盗を成功させた。
ド軍は1点リードの六回に6者連続四死球などで打者10人5点の“猛攻”を見せたが、大谷はまさかの1人2アウト。その悔しさを晴らすかのように八回に三塁打を放ち、九回2死満塁の好機では走者一掃の右翼線二塁打。今季最多の5打点をたたき出し、チームの大勝に貢献した。
5月に入り極度の不振に陥った。疲労軽減のため14日に今季初めて休養。打者復帰後は3安打すべてが長打。この日最後の打球は20試合ぶりの時速180キロの弾丸ライナーだった。ロバーツ監督は大谷の積極果敢な走塁をたたえ「心身ともにリセットできたと思う。バットがよく振れている」と復調を確信する口ぶりだった。
古巣との交流戦に「2チームのファンの前でプレーできるのは僕にとって特別なこと」と大谷。次は豪快アーチで青と赤の声援に応えたい。
