「何をチャレンジしているのか分からなかった」ロバーツ監督、敵将スズキ監督の“抗議”に困惑 ホーム球場なのに…大谷翔平の激走三塁打にビデオ裁定要求
「エンゼルス2-15ドジャース」(16日、アナハイム)
ドジャースのロバーツ監督が試合後の会見でエンゼルスのスズキ監督の行動に困惑する場面があった。
問題となったプレーは八回2死一、二塁の場面で大谷が放った一打だ。ライナー性の打球は右翼線の内側に弾んだ後、防球ネットに当たってグラウンドに落ちた。打球を追った右翼アデルはホーム球場であるにもかかわらず、両手を挙げて「エンタイトルツーベース」をアピールしながら、内野へ返球。しかし、送球が乱れたため、大谷は三塁を蹴って一気に生還した。
大谷のランニング本塁打の可能性もあった一打にスタンドはどよめきと歓声。すかさず、スズキ監督はベンチから飛び出し、球審にビデオ裁定をリクエストした。反対側のベンチから一連の動きを見ていたロバーツ監督は、試合後の取材で「この球場のグラウンドルールでは打球がネットに当たった場合はインプレーだ。だから、その点について心配することはなかった。正直、むこうが何をチャレンジしていたのかよく分からなかった」と困惑の言葉を口にした。
大谷の激走については「ベンチからは角度的にあまりよく見えなかったのでファンが打球に触ったのかどうか、もっとライン際まで転がっていたのか、すぐには分からなかった」と指揮官。「だから最初は“リトルリーグ・ホームラン(相手のミスで一気に生還すること)”になるのかなと思った。彼がハッスルする姿を見ることができて良かった」とにこやかに話した。
一時は地元記者らがXで「大谷がランニングホームランを記録した」と速報するなど、SNS上で情報が錯そうしたプレー。記者席の公式記録員は「三塁打と右翼失策」と発表した。
