大谷翔平 防御率0・82トップ返り咲き 今季最多105球で7回0封3勝目 指揮官「相手を完全に支配」

7回無失点と好投した大谷(ロサンゼルス・ドジャース提供)
 7回、ギルバートの中飛が併殺となり拳を突き上げる大谷 (共同)
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 「ドジャース4-0ジャイアンツ」(13日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(31)がロサンゼルスでのジャイアンツ戦に投手専念で先発登板し、7回4安打無失点の快投で3勝目(2敗)を挙げた。チームの連敗は4でストップ。防御率は0・82となり、規定投球回に達してメジャートップに立った。14日の同戦は疲労を考慮され、ベンチスタートの予定。

 最速162キロの剛球と“宝刀”スイーパーで相手打線を翻ろうした。今季最多105球の力投でチームの連敗を止めた。七回1死一、二塁のピンチを無失点でしのぐと、顔中に浮かんだ汗を気持ちよさそうに拭った。

 愛犬デコピンのイラストが入った青いスパイクでマウンドに立った。初回。2死一、三塁のピンチで一気にギアを上げた。5番・エルドリッジを162キロ直球でファウルを打たせて追い込み、141キロスイーパーで空振り三振。六回2死一塁の場面では直球で4番の主砲・デバースのバットに空を切らすと、右拳を握って絶叫した。

 地元ファンを総立ちにさせた圧巻の投球。ロバーツ監督は「相手を完全に支配」とたたえ、「彼は球界最高の投手を目指している。準備段階からその気持ちが表れている」と感嘆の声を上げた。

 今季は3年ぶりに開幕ローテ入り。ここまで全7登板で先発の役割とされるクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を達成している。「投げ心地が良い」と大谷。再び規定投球回に到達し、防御率1位に返り咲いたが、「まだ気にする段階ではないかな」と意に介さなかった。

 対照的に打撃は5月10試合で打率・150、OPS・511。二刀流の負担を軽減するため、2登板連続で投手に専念した。7月で32歳。米メディアから加齢による投打同時出場の難しさを問われると「今が一番いいと思ってます。まだまだ若いと思っているので頑張りたい」と表情を緩めて軽妙に返答。リアル二刀流復活に意欲をのぞかせた。

 前日の試合で12試合53打席ぶりの7号を含む2安打を記録し、復調の兆しを見せた。ただ、きょう14日の試合は休養のためスタメンから外れる。「良かったところをもう一度固める。休むことは大事ですけど、次の試合でそれを発揮できるような日にしたい」。バットを振り込み、復調の手応えを確かなものにする。

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