ロバーツ監督 大谷の不調認め「打たせない日つくる」と今後のプラン 「振ってスランプを抜け出そうとしている。調子を落としたときにやりがち」と指摘 「焦りが出ている兆候」とも
「ドジャース3-9ジャイアンツ」(11日、ロサンゼルス)
ドジャースが逆転負けで今季2度目の3連敗を喫し、前日まで並んでいたパドレスにナ・リーグ西地区首位の座を明け渡した。大谷翔平投手は「1番・指名打者」で出場し、2度の得点機に凡退するなど、5打数無安打。2試合連続ノーヒット、11戦51打席連続ノーアーチとなった。
試合後のロバーツ監督の会見では大谷についての質問が集中。米記者からの「大谷は不調のように見えるが」と問われると「そうだね」を3回繰り返した。その上で「間違いない。シーズン序盤のまだ本調子じゃなかった時でも、彼は四球を選んだり、出塁したりはできていた。でも今は、昨日の試合が典型的だったけど、振ってスランプを抜け出そうとしているように見える。それがすごくはっきり出ている。多くの打者が調子を落としたときにやりがちなことで、振って何とかしようとする。今日はまさに、そういう夜だった」とこの日の大谷の打撃について言及した。
この日、大谷は試合前に志願のフリー打撃。推定160メートルの柵越えを放つなど、良い打撃感覚をつかんだかと思われたが、初回は初球を打って一ゴロ。1点ビハインドの三回1死二塁、同点の六回2死二塁の得点機はいずれも二ゴロ。五回と九回は空振り三振に倒れ、快音を期待した本拠地スタンドはため息に包まれた。
それだけにロバーツ監督は「彼は水曜日(13日のジャイアンツ戦)に先発予定だが、その試合で打たせるかどうかはまだ決めていない。その日か次の日に“打たない日”を作るつもりだ」と今後のプランを明かした。「それがいつになるかはまだ判断していない。ただ、彼に投手の負担を考えれば、もっともだと思う。まだ決めてはいないけれど、その選択肢はこれから話し合う」と説明した。
打席でバットを振ることで調子を取り戻す考え方については「その考え方は理解できる」とした指揮官。「でも、彼のように本当に危険な打者になると、投手は簡単には勝負してこない。だから、振って何とかしようというのは、あまり良いアプローチではない。相手が与えてくるものを受け入れないといけない。今夜の相手は明らかに勝負を避けていた。それでも彼は大きく振りにいっていた」と指摘した。
引っ張って右方向へのゴロ打球が多く出ている点については「焦りすぎだと思う。今日の試合前の打撃練習では、センター方向を意識して取り組んでいて、内容もすごく良かった。ただ、これまでの彼の全打席を見てきた感覚として、今年は例年より引っ張った右方向への打球が明らかに多い。右側(一塁側)の内野へのゴロも増えている。僕の考えでは少し焦りが出ている兆候だと思う」と話した。
