佐々木朗希、制球安定へ試行錯誤 3日カージナルス戦登板 防御率6・35 ブルペン練習で1球目からクイックモーション エース左腕スネル復帰目前に公式サイト「ローテ生き残りへアピール期間」
ドジャースの佐々木朗希投手が2日(日本時間3日)に敵地セントルイスでのカージナルス戦に先発する。4月29日(同4月30日)に行ったブルペン練習で27球を投げて調整。1球目からクイックモーションを使って投球し、無走者時のフォームでの制球が乱れると、ふたたび、クイックに戻すなど、制球改善に向けて試行錯誤を続けた。
メジャー2年目の今季はここまで5登板、1勝2敗、防御率6・35。22回2/3を投げて22奪三振、15四死球、7被本塁打。本来の力を出し切れていない。前回4月25日のカブス戦は鈴木誠也外野手の先制ソロを含む自己ワーストの3被弾などで4点を失った。今季初めて六回も続投したが、先頭に四球、次打者に中前打を許したところで降板。メジャー自己最多99球を投げ、シーズン初勝利を手にした。
試合後は打線の援護と救援陣の好投に感謝しながら「良かったなという気持ちは素直にある」と安どの表情。制球を安定させるため、過去4度の登板よりも球速を上げたスプリットを直球よりも多く使うなど、配球を工夫したことに「今日はコントロールが良かったですし、カウント球にも使えた」と手ごたえを口にした。
開幕から1カ月の投球を振り返り、「なかなかイニングが食えていなかったり、内容も良くない中で、自分の中でももどかしさはある。ただ、シーズンは始まったばかり。自分ができることを常にやっていって、終わった時にしっかりいい立場になるようにやっていくしか僕はコントロールできないので。そこを大事にしていきたい」と自分に言い聞かせるように話した。
ドジャース先発投手は現在、佐々木のほか、山本、大谷、グラスノー、シーハン、ロブレスキの6人がローテーションを形成。左肩痛で開幕から負傷者リストに入っているエース左腕のスネルが今月下旬には復帰を予定している。
大リーグ公式サイトはこのほど「スネルの復帰が近づく中、先発ローテに残るのはだれだ?」と題した記事を掲載。「想定外のことがない限り、スネルの復帰に伴って現在の先発ローテーションの誰かが外れることになる。つまり、今後数週間は、佐々木、シーハン、ロブレスキの3人がローテ生き残りをかけてアピールする期間となる」とつづった。
佐々木については「ドジャースにとってワイルドカードのような存在」と表現し、「昨季の先発8試合と比べると球速は上がり、空振りも多く奪えている一方で、効率よくアウトを重ねて長いイニングを投げるという点では課題を残す。先発陣の中で5回以降のアウトを一度も記録していない唯一の投手」と記述。前回登板で奏功した高速スプリットを「成長の兆し」と評価した。
