山本由伸 来年3月WBC「プレーできれば一番いい」日本プロスポーツ大賞を受賞 プロ野球選手では18年大谷以来

 今年のプロスポーツ界で活躍した選手や団体を表彰する「第55回日本プロスポーツ大賞」が17日に発表され、米大リーグのワールドシリーズでMVPに輝いたドジャース・山本由伸投手(27)が初めて大賞に選ばれた。今季フル回転した右腕は、出場の見通しとなっている来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場について前向きな姿勢を見せ、「またあの大会でプレーできれば一番いい」と意欲を口にした。

 世界を席巻した“時の人”に、また新たな栄誉が加わった。「日本プロスポーツ大賞」を受賞した山本は、「この賞の名に恥じぬよう全力を尽くしてまた頑張っていきたい」と感激の面持ちで語った。

 プロ野球選手の大賞受賞は、18年・大谷翔平(当時エンゼルス)以来。大谷はドジャースや世界一に輝いた23年WBC日本代表での同僚。来年3月開催のWBCに出場する見通しの山本は「まだ決まったことは全く何もない」としたが、「前回大会もすごくいい大会になりました。選手としてすごく喜びを感じた。またあの大会でプレーできれば一番いいなと思います」と前向きな姿勢を見せた。

 メジャー2年目の今季は12勝8敗、防御率2・49で先発ローテの柱として奮闘。ワールドシリーズでは第6戦で先発し、第7戦にリリーフ登板する大車輪の働きで3勝を挙げ、MVPに輝いた。

 その疲労が心配されるが「球団行事も終わった。11月はゆっくり過ごせました。練習も無事再開できて頑張っています」と明かす。その上で「今シーズンもたくさん投げたので、いつも通り調子がうまく上がっていくなら、(WBCで)プレーできると思います」と意欲を示した。

 「毎年、自分の中の最高のシーズンを更新していけたら」。“世界一”の投手が国際大会でも侍投手陣をけん引する。

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