山本由伸が日本人史上2人目のMVP獲得!感動的な光景に 選手たちが「ヤマ」コール→トロフィー掲げ同僚が最高の笑み 信頼関係にじんだワンシーン
「ワールドシリーズ・第7戦、ブルージェイズ4-5ドジャース」(1日、トロント)
ドジャースの山本由伸投手が九回1死一、二塁のピンチでリリーフ登板。連投となるマウンドで1死満塁のサヨナラのピンチをしのぐと、続投して胴上げ投手に輝いた。ワールドシリーズ3勝で、日本人選手ではヤンキース・松井秀喜以来、史上2人目のMVPに輝いた。表彰式ではナインの信頼がにじんだワンシーンがあった。
コールされる直前、壇上では選手たちから「ヤマコール」がわき起こった。ロバーツ監督は「史上最高の投手」と語り、トロフィーを掲げると選手たちが満面の笑みを浮かべた。
前日に6回1失点で勝利投手となっていた山本。にも関わらず自ら試合前に志願してロバーツ監督も起用。1死満塁のピンチを凌ぎきった。
そして延長十回もイニングをまたいで続投。ヒメネスを二ゴロに打ち取り、続くスプリンガーにはカウント3ボールとしたが、しっかり立て直して空振り三振。最後はルークスを右飛に打ち取った。
スミスのソロで1点を勝ち越して迎えた十一回も続投。最後は1死一、三塁のピンチを招いたが、カークを遊ゴロ併殺打に仕留めて歓喜の瞬間を迎えた。
山本は第2戦で完投勝利。前日の第6戦で6回1失点に抑え、ワールドシリーズ2勝目を挙げた山本。試合前に登板をロバーツ監督に志願していた。延長18回の死闘となった第3戦で、完投勝利から中1日でブルペン待機したように、チームの窮地に立ち上がった。





