死闘のWSでハプニング 球場の大型ビジョンがまさかの故障 5時間超のゲームで力尽きた?ファンざわつく 延長16回に復旧

 大型ビジョン(左)のひとつが故障、一部が真っ黒に(撮影・小林信行)
 大型ビジョンのひとつが故障、一部が真っ黒に
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 「ワールドシリーズ・第3戦、ドジャース-ブルージェイズ」(27日、ロサンゼルス)

 延長十四回裏、ドジャースタジアムの大型スクリーンが故障するハプニングが起こった。

 テオスカーの打席中、場内の大型スクリーン2つのうち、左翼にあるものが故障。ビジョンの上部がかけた形となり、いびつな表示となった。

 気づいたファンがざわつく中、チームは1死一、二塁と好機を広げた。だがロハスが遊ゴロに倒れて、延長十五回へ突入。ドジャースはクラインが登板し、リリーフ投手をすべて使い切った。

 試合は大谷翔平投手の4打数4安打3打点、2本塁打の活躍で同点に。佐々木朗希投手が八回のピンチから登板し、九回のピンチもしのいで延長戦に持ち込んだ。ブルージェイズはベンチ入り野手を全員使い切る死闘に。ドジャースもカーショーが2死満塁のピンチをしのぎきった。

 十四回裏にスミスが左中間へ大飛球を放つと、ドジャースベンチは一気に沸き返った。ロバーツ監督もベンチで帽子を脱ぎガッツポーズしたがフェンス手前で失速。その瞬間、がっくりとうなだれた。

 延長十五回には大谷が4打席連続で敬遠され、8打席連続出塁の快挙。121回目のワールドシリーズで新記録となったが、得点できず十六回に突入した。ブルージェイズの攻撃中にビジョンは無事に復旧した。

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