PS3セーブ目の佐々木朗希はメジャー史上初の偉業 充実のクローザー「見える景色も変わってきた」

 「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース3-1ブルワーズ」(16日、ロサンゼルス)

 ドジャースが無傷の3連勝でワールドシリーズ進出に王手をかけた。九回にはポストシーズン(PS)でクローザーを務める佐々木朗希投手(23)が登板し、1回無失点で完璧に締めくくった。PS3セーブ目をマークした。

 セーブが公式記録となった1969年以降でメジャーデビューから3セーブすべてをポストシーズンで記録したのは佐々木が初めて。メジャー史上初の偉業となった。

 この日は九回、大歓声に包まれながら、本拠地のマウンドに向かった佐々木。先頭のボーンの三遊間の難しいゴロを、ベッツが好守でアウトにすると、「ロウキ」コールが響く中で続くフリリックも遊飛に打ち取った。最後はダービンから空振り三振を奪い、三者凡退。14日の初戦で初の救援失敗に終わったが、見事雪辱を話した。試合後は「ドジャーススタジアムで思うような投球ができなくて、いいイメージがこの球場にはなかったが、リリーフで復帰して自分のパフォーマンスが出せるようになってから見える景色も変わってきている」と充実感を漂わせた。

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