大谷翔平への厳しい言葉は期待の大きさの表れ ロバーツ監督「去年の彼は修正できた」 二刀流の活躍なしには「ワールドシリーズに勝てない」
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が11日(日本時間12日)、オンライン取材に応じ、フィリーズとの地区シリーズ4試合で打率・056(18打数1安打)、OPS・206と苦しんだ大谷翔平に厳しい言葉を口にした。
「あのようなパフォーマンスではワールドシリーズには勝てない」。本拠ドジャースタジアムの監督室で応じたオンライン取材。ロバーツ監督は、大谷の不振について問われると、強い口調で言い放った。
その言葉の裏にあるのは紛れもない期待。実は、初めて経験した昨季のポストシーズンでも大谷は最初のシリーズ(パドレスとの地区シリーズ)で本来の力を出しきれなかった。
最終第5戦までもつれたシリーズで大谷は打率・200、1本塁打、4打点、OPS・623と精彩を欠いた。しかし、メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズでは打率・364(22打数8安打)、2本塁打、6打点、OPS1・184と復調。本来の力を発揮し、チームのチームをワールドシリーズ進出に大きく貢献した。
指揮官は「『修正』という言葉こそ、彼が昨年やったことであり、次のシリーズに必要なことだと思う」と振り返りながら、「重要なのは、ストライクゾーンを戻すこと、左投手との対戦で内角への速球と外角への変化球といった狙いを見極めること。そういった修正に期待している。打撃のアプローチを改善しなくてはいけない。私は彼に期待しているし、チーム全員も彼に期待しています」と熱く語った。
ナ・リーグ優勝決定シリーズの相手は、第5戦までもつれたブルワーズ対カブスの勝者。ロバーツ監督によると、この日のチーム練習は本拠ドジャースタジアムの場内スクリーンに試合の映像を流しながら行う。また、前者が勝った場合は、13日(日本時間14日)のシリーズ第1戦に向けて12日朝にロサンゼルスを出発するという。





