カブス PCAがハーフスイングの判定に激高 三回の好機で追加点奪えず 指揮官が止めに入るも怒り収まらず 次打席で凡退しても絶叫
「ナ・リーグ・地区シリーズ、カブス4-3ブルワーズ」(8日、シカゴ)
カブスのピート・クロウアームストロング外野手がハーフスイングの判定に激高するシーンがあった。
三回裏、1死一、二塁で迎えた第2打席。カウント2ストライクからの落ちる変化球にバットは止まったかに見えた。しかし三塁塁審はスイングの判定。これに珍しく両手を広げて怒りを露わにしたクロウアームストロング。あまりの激高ぶりにベンチからカウンセル監督が飛び出し、止めに入るほどだった。
だが怒りは収まらず、三塁塁審に向かって言葉を放ちながら三塁ベンチへ戻った。この回は先頭の鈴木誠也外野手が左中間を真っ二つに破る二塁打を放って出塁。追加点の好機を作りながら、3人連続で走者を進めることができず無得点に終わった。
クロウアームストロングは初回の第1打席で勝ち越しのタイムリーを放っていた。負ければスイープで敗退となるカブス。ブルワーズを突き放したかったが、スコアボードにはゼロが刻まれた。
さらに六回の第3打席でも甘い変化球を打ち損じると、その瞬間に絶叫。怒りを露わにしながら一塁へ向かったが、平凡な右飛に終わった。
試合はカブスが1点差に追い上げられながらも執念の継投で逃げ切り。1勝2敗とし、勝負の行方は第4戦までもつれ込んだ。





