山本由伸が無双!六回無死満塁のピンチを切り抜け絶叫!本拠地「ヨシコール」→スタンディングオベーション 大谷翔平もガッツポーズ&吠えた!7回途中2失点で降板
「ナ・リーグ・ワイルドカードシリーズ、ドジャース8-4レッズ」(1日、ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手が1点リードの六回に無死満塁のピンチを招くも、鮮やかに切り抜けてリードを守った。本拠地は総立ちで右腕に拍手を送った。
初回にテオスカーの失策をきっかけに2点を失った山本。だが以降はしっかりと立ち直り、打者13人連続アウトの離れ業を見せた。
しかし六回、連打で無死一、二塁のピンチを背負う。さらにラックスのたたきつけた打球は不運にも三塁内野安打となり無死満塁と絶体絶命の状況となった。ここでプライアー投手コーチがマウンドへ。落ち着いて状況を整理した。
ここでヘイズは遊撃へのゴロを放ち、ベッツがバックホームしてフォースアウトに。続くスチュワートの打席ではロートベットが急きょタイムをかけてしまうハプニングに本拠地も騒然となったが、動揺は見られず。最後は外角のカーブで空振り三振を奪い、2死までこぎつけるとスタンドのファンは沸き返った。
そしてデラクルーズにはカーブから入り、2球目のインサイドは惜しくもボールに。ベンチの大谷も緊張の面持ちで見つける中、3球目はカーブでファウルを打たせて追い込んだ。ここで観客は総立ちとなりタオルを振る異様な雰囲気に。4球目、5球目とファウルとなったが壮大な「ヨシコール」でスタンドが後押し。最後はカーブで空振り三振を奪い、無失点で切り抜けると大歓声でスタンドが揺れた。
ベンチの大谷もガッツポーズを繰り出して吠えた。右腕がベンチに戻るとナインが笑顔でハイタッチ。チームの結束を示すかのようなワンシーンが広がった。
山本は七回も続投し、2死一、二塁のピンチを招いたところで降板。メジャー移籍後最多113球の熱投だった。マウンドを降りる際、本拠地のファンは惜しみない拍手を山本に送っていた。
九回は佐々木朗希が1回を三者凡退に仕留めて地区シリーズ進出が決定。山本が六回を抑えたところが最大のポイントになった。





