大谷翔平「最高のスタートが切れた」PS初の1試合2発で打線けん引「由伸もいい波に乗ってくれると思う」

 「ナ・リーグ・ワイルドカードシリーズ、ドジャース-レッズ」(30日、ロサンゼルス)

 ドジャースがポストシーズン球団タイ記録となる1試合5発でレッズに大勝。「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手は先頭打者アーチを含む、ポストシーズン初の1試合2発で打線をけん引し「初戦取れていいゲームだったと思います。攻撃陣含めて最後まで攻めれたのがよかったと思います」と語った。

 ホームランショーの幕開けは初回だった。大谷の第1打席、グリーンが投じた161・9キロを完璧に捉えると、打球は右翼席に弾丸ライナーで飛び込んでいった。「難しいコースでしたけど、しっかりいいスイングができた。スタートの形としては最高のスタートが切れた」と2年連続となるプレーオフ初打席での一発。本拠地がいきなり熱狂に包まれると、ファンの度肝を抜いたのは六回の第3打席だ。

 今度はフィリップスの甘い変化球を完璧に捉え、右中間スタンドへ。「走者がいる場面で大きな追加点になったかなと思います」とホームベースに戻ってくると、2本指を突き立てて自らのパワーを誇示した。一瞬、場外へ消えてしまったかと思われるような一撃。飛距離138メートルの特大アーチだ。「比較的ゾーンの見極めができている。継続するのが難しいと思うので、自分の打席を打席を送れればいい結果が出てくるかなと思います」と手応えを口にした大谷。「きょうはスネルが素晴らしいパフォーマンスで明日につなげていると思うので、由伸もいい波に乗ってくれると思う。打線もその波に乗って初回から攻めれればいいかなと思います」と語った。

 勝利のハイタッチ後は1人マウンドに向かい、投げる感触を確かめた大谷。ワールドシリーズ連覇へ最高のスタートを切った。

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