菅野智之、最終登板は5回途中3被弾4失点で10敗目 35歳メジャー1年目は先発の柱証明する30登板&10勝

「ヤンキース6-1オリオールズ」(27日、ニューヨーク)

 オリオールズの菅野智之投手が今季最後の登板で4回1/3を投げて3被弾を含む5安打4失点で10敗目を喫した。35歳オールドルーキーは1年目に先発の柱として30先発し、10勝10敗、防御率4・64の成績を残した。

 有終の美を飾ることはできなかった。メジャー1年目を締めくくる最後のマウンド。初回2死からヤンキースの主砲ジャッジに53号ソロを浴びた。1ストライクから外角スイーパーをバットの先で左中間席へ運ばれ、先制点を許した。

 苦しい投球が続いた。二回には先頭、4番のスタントンにソロ被弾。初球、外寄り151キロ直球を逆方向の右中間席へ。打者が確信歩きで見送って飛距離130メートルの豪快アーチだった。2死からは7番マクマーンに落ちないスプリットを中堅ブルペンまで運ばれた。マウンド上で菅野は口を真一文字に結び、悔しさをにじませた。

 三回を三者凡退に抑えて本来の投球を取り戻した右腕は四回も無失点。五回は先頭のマクマーンに右前打を許し、1死を奪った後で降板を告げられた。73球。不完全燃焼の最終登板となった。

 昨オフに巨人から海外FA権を行使し、オリオールズと単年1300万ドル(約20億円)で合意した菅野。チームは先発陣にけが人が相次ぎ、苦戦を強いられ、ハイド監督が5月に解任される状況下で8月14日のマリナーズ戦では10勝目をマーク。この日の最終マウンドでローテーション投手の証しである30登板を達成した。

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