ロバーツ監督「彼こそが最高の投手」カーショー引退で語った人柄「これほど競争心が強く」決断は数週間前「自らの意思で身を引く権利を」

 「ドジャース-ジャイアンツ」(18日、ロサンゼルス)

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手が試合前に現役引退を発表した。デーブ・ロバーツ監督は試合前の会見で「彼は最高の投手だと思っている」と語った。

 「私たちは10年間をともにすごした。私は彼こそがこの世代で最高の投手だと思っている」と評した指揮官。その理由として「これほど競争心が強く、責任感があり、安定したパフォーマンスを見せる選手には出会ったことがない」と説明した。

 決断は数週間前に本人から明かされたという。「その時点で彼の気持ちはもう固まっていたんだと思う。そして昨日の試合前に『次が最後』と言っていた」と語った指揮官。「彼は私を成長させてくれたし、私たちは一緒に成長してきたと思う。そして今、彼が自らの意思で身を引く権利を手にしたことは、まさにその努力の証しだと思う」と独特の表現でたたえた。

 2006年ドラフト1巡目、全体7位でドジャースに入団した左腕は、数少ない生え抜き選手として08年のメジャーデビューから今季まで18シーズンにわたり、通算452登板、222勝96敗、防御率2・54、3039奪三振をマークしたほか、サイ・ヤング賞3回、MVP1回、最多勝3回、最優秀防御率5回、最多奪三振3回、球宴11回など、輝かしい実績を残している。

 今季は左膝と左足の手術を乗り越えて5月17日にマウンドに復帰し、ここまで20登板、10勝2敗、防御率3・53。先発陣の柱として安定した投球でチームを支えている。

 あす19日(日本時間20日)に本拠地で行われるジャイアンツ戦が公式戦最後のマウンドとなる。

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