ドジャース、救援右腕スチュワートが3度目の古巣復帰 アウトマンを放出 ツインズとのトレード成立へ 大物守護神獲得は見送りか 米報道

 大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3投手が所属するドジャースがツインズとのトレードで中継ぎ右腕のブロック・スチュワート投手を獲得すると7月31日(日本時間8月1日)、大リーグ公式サイトなど、複数の米メディアが伝えた。同投手は4年ぶり、3度目の古巣復帰となる。ツインズはジェームズ・アウトマン外野手を獲得するという。

 同投手は14年ドラフト4巡目でドジャースに入団し、16年にメジャーデビュー。3シーズンで先発と中継ぎ兼任で36試合に登板したが、2勝3敗、防御率5・46でメジャーに定着できず、19年7月にメジャー40人枠から外され、ブルージェイズへ移籍した。同年オフにルール5ドラフトでカブスから指名されたが、メジャーに昇格することなく、自由契約となった。

 21年にドジャースとマイナー契約を結んで古巣復帰。しかし、けがで長期離脱を強いられてメジャーに昇格することなく、1シーズンでFAになった。

 転機は22年7月のツインズとのマイナー契約。23年の開幕直後に4年ぶりにメジャー昇格を果たし、28登板で防御率0・65をマーク。昨季は右肩故障で16登板にとどまったが、今季は150キロ台半ばの速球とスイーパー、チェンジアップを武器に39登板で2勝1敗、防御率2・38の成績を残した。

 ドジャース生え抜き28歳のアウトマンは22年にメジャーデビュー。実質1年目の23年には正中堅手として151試合に出場し、打率・248、23本塁打、70打点、16盗塁を残し、将来の主力として大きな期待を集めた。ところが、昨季は53試合で打率・143と振るわず、メジャーに定着できず。今季は東京開幕メンバーに入ったが、その後はマイナー降格。7月に3度目のメジャー昇格を果たし、好守でチームに貢献したが、22試合で打率・103と振るわなかった。

 この日のトレード期限を前にしてドジャースは救援投手の補強が最優先課題とみられていたが、獲得候補に挙がっていたドゥラン(ツインズ→フィリーズ)、ヘルズリー(カージナルス→メッツ)、ミラー(アスレチックス→パドレス)、べドナー(パイレーツ→ヤンキース)らの獲得はならず。期限ギリギリの駆け込みトレードを成立させるのか、その動向が注目されている。

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