ダルビッシュ 今季初先発は4回途中2失点 逆転許して降板も本拠地が拍手に包まれる 初回10球で三者凡退も制球ばらつき4四死球

 「パドレス-ダイヤモンドバックス」(7日、サンディエゴ)

 ダルビッシュ有投手が右肘の炎症からメジャー復帰。今季初めての先発マウンドに上がったが、4回途中2失点と逆転を許してマウンドを降りた。それでもスタンドは大きな拍手でダルビッシュの帰還をたたえた。

 多彩な変化球を軸に先頭のキャロルを空振り三振に仕留めたダルビッシュ。昨年のプレーオフ以来となるメジャーの舞台とは思えないほど、落ち着き払っていた。後続もきっちりと斬って三者凡退。わずか10球で危なげなく立ち上がった。

 しかし味方が敵失で1点を先制した直後の二回、先頭に四球を与えると続くスアレスに同点の適時二塁打を浴びた。さらに三回には先頭のキャロルに二塁打を浴び、1死三塁からグリエルに左前適時打を許した。なおも1死一、二塁とピンチを広げたところで投手コーチがマウンドへ。ブルペンでは松井裕樹投手が投球練習を始めた。

 スアレスを左邪飛に仕留めて2死までこぎつけたダルビッシュ。マッカーシーも低めの変化球で二ゴロに打ち取ってピンチを脱した。四回も続投し、先頭をスイーパーで空振り三振。だが次打者・トーマスを四球で歩かせてしまった。アレクサンダーへの4球目がボールと判定されると、スタンドからはブーイング。球審にもフラストレーションがたまった中、最後は空振り三振に仕留めたところでシルト監督が出てきて交代を告げた。

 後を受けた松井が1球でアウトに仕留め、ベンチではダルビッシュがぽんと背中をたたくシーンも。完全復活へ、確かな一歩となった。

 今季、ダルビッシュは開幕から右肘痛で負傷者リスト入り。一時は実戦復帰を果たすも再発して調整が遅れていた。

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