自己最多8勝目の山本由伸、2連勝に手応え「こうすればいいというものが明確に」 7回1失点の好投 球宴選出へは「その中に入りたい気持ちもある」

 「ドジャース6-1ホワイトソックス」(1日、ロサンゼルス)

 ドジャース・山本由伸投手が7回3安打1失点で、メジャー2年目で自己最多の8勝目を挙げた。98球を投げ、8三振を奪った。

 山本が自己最長に並ぶ7回を投げるのは5月20日・ダイヤモントバックス戦以来で、今季3度目。

 前回6月25日のロッキーズ戦は5回1安打無失点で7勝目。雨天中断により、56球で降板を強いられた。この日も登板2試合連続で好投。山本は「しっかり1週間、自分のペースで落ち着いていい調整ができている。変わらずコンディションもいいので自信を持ってマウンドに上がれたと思う」と振り返った。同時にこの2試合については「いいフォームで投げられていると思う。こうすればいいんだ、っていうものが明確になってきているかな」と手応えも口にした。

 ベンチから見守ったロバーツ監督も「ストライクを投げる感覚をちょっと修正した感じだった。きょうはスプリットがすごくよかったし、直球も制球が本当に良かった。序盤からテンポ良くアウトを取って、三振もたくさん奪ってとにかく素晴らしい内容だった」と称賛した。

 この日は大谷翔平投手が30号ソロを放つなど打線の援護があった。山本は「初回から勢いよく得点してもらって、その勢いに乗って投げられた」という。大谷は二刀流を再開して投手としてもプレーするが「やっぱりすごいボールを投げている。見ていて勉強になるし楽しい。近くでプレーできているので学んで追いつけるように頑張りたい」と話した。

 7月に入って早くも1年目の昨季を上回る8勝目。「コンディションよくできているのがまず一番良い。まだこれからもっと暑くなる。体調管理など基本的なことに気をつけて頑張りたい」と話した。

 米国人記者からはオールスター選出の可能性も問われた。「メジャーリーグというトップの中のさらにトップの選手が集まる場所。その中に入りたいなという気持ちもある。とにかく選んでいただけたら光栄」と話した。

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