佐々木朗希は「とてもいい状態」 ロバーツ監督が一時離脱の心身への効果を力説

 試合前のフィールドでキャッチボールをする佐々木(撮影・小林信行)
 調整するドジャース・佐々木(共同)
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 「ドジャース-ホワイトソックス」(1日、ロサンゼルス)

 右肩インピンジメント症候群のため、60日間の負傷者リスト(IL)に入っているドジャースの佐々木朗希投手が試合前のフィールドで15分間のキャッチボールで調整。投球の距離を約30メートルまで伸ばすなど、復帰に向けて順調に回復していることをうかがわせた。

 ロバーツ監督は試合前の会見で佐々木の状態について「痛みもないし、球速や力強さ、投球の強度、すべての要素がかなり上がってきている。とてもいい状態だと思う。マウンド(傾斜)で投げるのはいつになるか分からないが、かなり楽観的に見ている」と話した。

 指揮官は肉体面だけでなく、精神面の部分についても言及。「彼にとって、こういう“結果を常に求められる熱のこもった環境”から少し離れて、身体を整えて、より強くなって、そして“また野球がしたい”っていう気持ちを取り戻すことはいいことだと思う。若くて才能にあふれた選手が、健康で、しかも、強い意欲をもって復帰を目指すことはとてもいいことだと思う」と話した。

 佐々木は昨オフにロッテからっポスティングシステムを使ってドジャース入団を決断。マイナー契約からメジャー昇格を果たし、3月19日に東京開幕シリーズ第2戦でメジャーデビューした。米国に戻ってからは中6日の登板間隔でローテ-ションを守り、5月3日のブレーブス戦で5回を3失点でまとめてメジャー初勝利を手にした。

 しかし、自身初の中5日の調整の臨んだ5月9日のダイヤモンドバックス戦で右肩に痛み。検査の結果、インピンジメント症候群と診断され、同13日に15日間のILに入った。約2週間のノースロー期間をへて、キャッチボールを再開したが、右肩に痛みが出たため、ふたたび、ノースロー調整。肩を休めている間に痛み止めの注射を打ち、6月20日からキャッチボールを再開していた。

 今季成績は8登板、1勝1敗、防御率4・72。

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