大谷翔平、自己最速163・7キロ計測 3年ぶり記録更新 2回無失点 制球、球威ともに進化

 「ロイヤルズ-ドジャース」(28日、カンザスシティー)

 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・投手兼指名打者」で出場し、初回のマウンドで自己最速の101・7マイル(約163・7キロ)を計測した。23年9月の右肘手術から復帰後3度目の登板で22年9月10日のアストロズ戦でマークした101・4マイル(約163・2キロ)の自己記録を更新。この日は復帰後初の2イニングを投げて1安打無失点、1四球、1三振だった。

 前回22日のナショナルズ戦に続き、5日間の調整をへてマウンドに立った大谷は初回、先頭インディアをカウント2-2から158キロ直球で二飛。3球目には100・1マイル(約161キロ)を計測した。しかし、2番ウィットには初球、スイーパーを左前へ落とされると、3番ガルシアにはカウント3-1からカットボールが外角低めに外れて四球。1死一、二塁とされたが、4番パスカンティーノには2ストライクから自己最速球で二ゴロ併殺に仕留め、付け入るスキを与えなかった。防御率2・25。

 復帰後初となる2イニング目は5番ペレスを159キロ直球で中飛に打ち取ると、新人コグリオンをカウント1-2からバックドア・スライダーで空振り三振。7番ロフティンにもストライクを先行させて最後はスイーパーで捕邪飛に仕留めて、先発投手として新たな関門をクリアした。

 この日は27球のうち20球がストライク。安定した制球に加え、直球の平均球速が159キロに達するなど、球威でも打者を圧倒するピッチングを披露した。

 23年9月自身2度目の右肘靭帯再建手術を受けた大谷は16日のパドレス戦で663日ぶりに投手復帰。投打同出場で1回、28球を投げて2安打1失点だった。前回のナショナルズ戦は1回、18球、2三振を奪って無安打無失点に抑えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス