ドジャース カーショーに奇跡の光景 ウェーブのファンとワインドアップがシンクロ 米メディア&MLB公式報じる ファンも「すごい光景」

 MLB通算215勝目を挙げたカーショー(ロサンゼルス・ドジャース提供)
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 「ドジャース6-5ナショナルズ」(20日、ロサンゼルス)

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手が5回5安打2失点で無傷の3連勝。メジャー通算215勝目を手にした。4奪三振を加えて通算2992奪三振とし、史上20人目の大台まで8に迫った。

 試合中には激レアのシーンもあった。グラブを高々とかかげてセットポジションに入っていくカーショーのワインドアップ。これがドジャースタジアムでわき起こっていたウェーブとシンクロした。カーショーがグラブを高々と掲げた瞬間に、バックネット裏のファンが立ち上がった。

 MLB公式や米メディアも珍現象に注目。日本のファンからも「やりたい」「これが名物になったら」「すごい光景」と反響の声がわき起こった。

 初回にソロ被弾で先制された左腕。だが二回と三回はいずれも安打と四球で得点圏に走者を背負ったが、粘りの投球で後続を抑えた。チームが逆転に成功した後の五回は2本目の本塁打を許しながらもイニングを投げ切って78球でマウンドを降りた。

 試合後のカーショーは開口一番、「完璧な内容ではなかった。ホームランも打たれたしね」と自身の投球を振り返り、「打たれ過ぎた」と反省した。「チームの勝利だったと思う。ブルペンも素晴らしかったし、大きなヒットもいくつかあった。打線が援護してくれた」と、四回に適時打で追加点を奪った大谷ら攻撃陣に感謝した。

 直近3登板の防御率は1・59。佐々木ら4投手をけがで欠く先発陣を支えているが、「最近の登板はあまり良くない感じがしていて、もう少し安定感を出すにはどうすればいいか、まだ模索しているところ。正直、まだ答えは見えていない」と、飽くなき向上心を口にした。

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