キケ・ヘルナンデス メジャー最長2回1/3を2失点 投球後すぐに退避行動→特注ヘルメットかぶって直撃に細心の注意払う

 「パドレス11-1ドジャース」(10日、サンディエゴ)

 ドジャースのキケ・ヘルナンデス内野手が9点ビハインドの六回途中から登板。メジャー最長となる2回1/3を2失点に抑え、試合を完遂させた。

 敵地がどよめいたのは六回2死。9失点したサウアーに代え、ロバーツ監督が投入したのはキケだった。ブルペンでは誰も準備していない中、キケは七回に2点を失ったものの、テンポよくストライクを投げ込んで試合を終わらせた。

 この日も投手用のヘルメットを装着してマウンドに上がったキケ。投げ終わりではマウンドから離れて退避行動を取るなど、打球直撃のアクシデントに最大限の注意を払っていた。

 日本のプロ野球では阪神の石井大智投手が頭部に打球を受けて救急搬送されたシーンもあった。年々打球速度は上がっており、キケがかぶっているヘルメットが投手全体に必要なのではとの声もあがっている。

 ここまで防御率0・00だったが、2失点したことで2・70となった。

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