「マリナーズ１－５オリオールズ」（３日、シアトル）

　オリオールズが快勝し４連勝。今季１２度目の先発マウンドに臨んだ菅野智之投手が７回５安打１失点で５勝目（３敗）を挙げた。

　菅野は１－０の二回、マリナーズ・テレスに同点ソロを被弾。それでもその後は走者を出しても粘り、六回１死一、二塁ではローリーを外角のスプリットで二ゴロ併殺打に仕留めてピンチを脱した。

　打線は１－１の五回にオハーンの中前タイムリーで勝ち越し。六回にはカウザーが２号ソロを放ち、九回にも２点を追加した。

　試合後、菅野は「きょうはピッチングフォーム、メカニックもばっちりハマったと思う」と振り返り、ソロ被弾後は「あのソロから球を低めに集めなきゃいけないと思ったので。うまくそこから修正できたと思う」とゴロアウト９個の要因を自己分析した。

　殿堂入りしたイチロー氏が長年活躍したシアトルで勝利し「ここで投げるのを楽しみにしていた。日本の伝説の選手なので、そういう球場でいいピッチングができてうれしい」と喜んだ菅野。チームの４連勝には「雰囲気もいいし、きょうカウザーも（故障から）帰ってきて、こういう形で勝てたのはチームとしても大きい」と話した。