ドジャース戦で珍事 完全捕球でなくともコンフォルトのタッチアップ成立 敵地ブーイング&中継も混乱 野球規則に「触れた瞬間から」
「メッツ-ドジャース」(23日、ニューヨーク)
ドジャースのマイケル・コンフォルト外野手が思わぬ形でタッチアップに成功。メッツの本拠地が大ブーイングに包まれるシーンがあった。
三回1死一、二塁。ベッツが右中間へ飛球を放った。これを追ったセンターのテイラー、右翼・ソトが交錯。テイラーがいったんキャッチしていたが、接触した影響でボールがグラブから飛び出した。その後、テイラーが再びキャッチ。コンフォルトは最初にテイラーのグラブに触れた時点でタッチアップしており、一塁走者の大谷は二塁へ。タイミングはアウトだったが、相手が抗議していたためタッチできず二塁はセーフとなった。
その後、メッツベンチがチャレンジ。審判団は最初にテイラーがグラブで捕球した時点でタッチアップが成立したと判断し、三塁もセーフになった。
公認野球規則5・09アウトの項目(1)の【原注2】で「走者は最初の野手が飛球に触れた瞬間から塁を離れてさしつかえない」とある。つまりテイラーのグラブに飛球が触れた時点で走者はタッチアップの権利を有したことになる。NHKBSの中継でもルールの解釈を巡って混乱する場面があった。





