ドジャース グラスノーがブルペン投球再開へ ロバーツ監督発表 4月末のパイレーツ戦で右肩違和感により緊急降板

 「ドジャース-ダイヤモンドバックス」(21日、ロサンゼルス)

 ドジャースのタイラー・グラスノー投手が23日(日本時間24日)にブルペン入りする予定であることが明らかになった。試合前の会見でデーブ・ロバーツ監督が明かした。

 グラスノーの今後の予定について問われた指揮官は「金曜日にブルペンに入る予定になっている」と明かした。右腕は4月27日のパイレーツ戦で右肩の違和感を訴えて1回、わずか17球で緊急降板。その後、負傷者リスト入りしていた。

 グラスノーは緊急降板後に「フラストレーションがたまる。投球時に右腕を伸ばそうとした時に違和感があった。健康を維持する方法を探して色々な調整を試みる中で、変えたことにより新たな問題が起こったように思う。非常にも苛立っている」と暗い表情で語っていた。

 23年オフにレイズからトレードでドジャースへ移籍してきた。大谷、山本らとともに加入し、5年1億3500万ドル(約193億円)で契約を延長した。1年目の昨季は開幕投手を務めるなど、エースとして6月までに8勝を挙げたが、球宴前に腰痛で離脱。8月上旬に戦列に戻ったが、4試合を投げた後に右肘腱炎を発症して長期離脱。ワールドシリーズの舞台に立つことなく、シーズンを終えた。

 グラスノーは自身のけがについて「ずっと続いている問題。色々と変えていく中で、少しずつ違うことが起こり、ある部分に負担がかかると、それを補うために別の動きをしてしまう。でも、何が起きているのか、自分でも正確には分かっていない」。今後についても「今はどうすればいいのか分からない」と話していた。

 それだけにブルペン投球再開はチームにとっても朗報。先発陣が不安定な状態に陥っている中、復帰への歩みを進めていく。

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