山本由伸まさか 痛恨の満塁被弾に呆然 メジャー初、四死球から崩れる 五回にもソロ被弾、計5失点で防御率トップから陥落

 「ダイヤモンドバックス5-3ドジャース」(8日、フェニックス)

 ドジャース・山本由伸投手が先発。四回にメジャー初めて、痛恨の満塁本塁打を打たれた。五回にもソロを浴び、5回6安打5失点で降板。防御率1・80となり、同1・16のメッツ・千賀と入れ替わり、リーグトップから陥落した。

 まさかの展開は0-0の四回。先頭スミスに与えたこの日初めての四球から遊ゴロ内野安打で無死一、二塁のピンチを迎えた。スアレスには2ストライクと追い込みながら、スライダーがすっぽ抜けての死球で無死満塁。続くモレノにも2ボールとカウント不利な状況となり、3球目の甘く入ったカットボールを振り抜かれた。

 逆方向の右越えに飛び込む満塁弾に呆然。突然の制球の乱れから一挙4点を失い、マウンド上で小さく首を振った。

 今季初めて中5日の登板だった。初回は先頭キャロルを初球153キロで二ゴロ。2番マルテはカットボールでバットを折り、一ゴロに仕留めた。3番スミスはスプリットで投ゴロに打ち取り、抜群の立ち上がりを見せた。二回、三回も走者を出しながら無失点でしのいだが、四回にらしさを欠く投球で崩れた。

 さらに、五回にもマルテにソロ被弾。ライナーで右翼席へ運ばれ、5点ビハインドとなった。

 試合前まで7試合に登板して4勝2敗、防御率0・90。40イニングを投げて49三振、被打率は・171と抜群の安定感を誇っていた。防御率は両リーグ1位、奪三振はナ・リーグ6位タイ、被打率は同1位。リーグトップのキャニング(メッツ)に並ぶ、5勝目を目指してマウンドに上がっていたが、敵地で強力ダイヤモンド打線に捕まった。

 試合は九回2死から大谷が11号ソロを放つなど追い上げたが、2点差で敗戦。山本は3敗目を喫した。

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