「オリオールズ０－４ロイヤルズ」（３日、ボルティモア）

　オリオールズの菅野智之投手が先発し、６回２失点で降板。二回に悪天候で約１時間の中断があった中、粘りの投球を見せたが２敗目を喫し、自身の連勝は３でストップした。

　初回をわずか９球で三者凡退に仕留めた菅野。抜群の立ち上がりだったが、悪夢が襲う。二回表、ロイヤルズの攻撃開始前に悪天候が予想されるため中断に入った。内野には全面シートがかけられ、本拠地には雷鳴が鳴り響き、強い雨が降り注いだ。

　約１時間の中断となり、降板する可能性もあったが菅野は続投。先頭に初安打を許したが、次打者を二ゴロ併殺打に仕留めた。レンフローを左飛に仕留めてスコアボードにゼロを刻むと、三回は下位打線をきっちり三者凡退に抑えた。

　しかし四回、先頭のインディアに右中間へエンタイトル二塁打を許した。初めて得点圏に走者を背負った菅野。それでもウィットを投ゴロに仕留めて走者を釘付けにすると、パスカンティーノをアウトローのスプリットで空振り三振。しかしガルシアに浮いたボールを中前にはじき返され先制点を失った。ただ追加点は許さず最少失点で切り抜けた。

　五回は先頭のレンフローを遊ゴロに打ち取ったが、ビジオに浮いたフォーシームを右中間スタンドへ運ばれてしまった。六回も続投した菅野は先頭のインディアにこの試合初めての四球を与えた。それでも動揺することなく後続を打ち取って、３度目のクオリティースタートを達成した。

　菅野は前回のヤンキース戦で５回無失点の好投を見せ３勝目をマーク。ここまで防御率３・００と先発投手としては合格点の成績を残していた。