ドジャース悪夢 佐々木朗希の初勝利お預け 九回に逆転サヨナラ負けで目前で消える

 「レンジャーズ4-3ドジャース」(19日、アーリントン)

 ドジャースが1点リードの九回、痛恨の逆転サヨナラ負け。逃げ切れば佐々木朗希投手の初勝利だったが、目前の九回に消えた。

 佐々木は6回2安打2失点、与四球3、奪三振4でメジャー初勝利の権利を持って降板。だが、1点リードの九回無死二塁、イェイツが元巨人・ガルシアに特大2ランを浴び、逆転サヨ負けを喫した。

 大谷が真美子夫人の出産に立ち会うため2試合連続で欠場した試合。3月29日のタイガース戦以来、3登板ぶりに正捕手スミスとバッテリーを組んだ佐々木は初回を三者凡退。二回も5番ピダーソンをスライダーで空振り三振に斬るなど、3人で片づけた。

 悔しい1球は三回。先頭の7番ハリスを投球規定違反によるボールが絡む四球で歩かせると、8番ヒガシオカに一発を浴びる。高めの152キロを左翼席へ運ばれ、2点を先制された。

 しかし、その直後の四回の攻撃で大谷を欠く打線が奮起。フリーマンが右翼ポール際へ同点の4号2ラン。さらにマンシーの中越え二塁打で勝ち越しに成功した。

 打線の援護を受けた佐々木は四回に4番ガルシアを高め153キロ直球で空振り三振に仕留めるなど、三者凡退。五回も1死からヒガシオカに左前打を許したが、後続をピシャリ。付け入るスキを与えなかった。

 5回で56球を投げた佐々木は5登板目で初の六回に突入。2番からの好打順に対し、先頭シーガーを153キロ直球で中飛に打ち取り、スミスを四球で歩かせたが、元巨人の4番ガルシアを直球で遊ゴロ併殺に打ち取り、表情を緩めた。

 佐々木は前回、12日のカブス戦は自己最長の5回、同最多の81球を投げ、4安打1失点と好投。失点をソロ1本に抑えたが、打線の援護がなく、メジャー初黒星を喫していた。

 この日は初勝利は目前だったが、九回に逆転を許し、お預けとなった。チームは5連勝を逃した。

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