佐々木朗希、6回2安打2失点 MLB初勝利の権利持って降板 2ラン被弾直後にフリーマンら3点援護 最速156キロ
「レンジャーズ-ドジャース」(19日、アーリントン)
ドジャースの佐々木朗希投手が6回2安打2失点、与四球3、奪三振4でメジャー初勝利の権利を持って降板した。78球を投げてストライク49球。最速は156キロだった。
大谷が真美子夫人の出産に立ち会うため2試合連続で欠場した試合。佐々木は3月29日のタイガース戦以来、3登板ぶりに正捕手スミスとバッテリーを組んだ佐々木は初回を三者凡退で締める。3番スミスをフルカウントからスライダーで空振り三振に仕留めた。二回も5番ピダーソンをスライダーで空振り三振に斬るなど、3人で片づけた。
悔しい1球は三回だ。先頭の7番ハリスを投球規定違反によるボールが絡む四球で歩かせると、8番ヒガシオカに一発を浴びる。カウント2-1から高めの152キロを左翼席へ運ばれ、2点を先制された。
しかし、その直後の四回の攻撃で大谷を欠く打線が奮起する。先頭ベッツが右前打で出塁すると、続くフリーマンが右翼ポール際へ4号2ランで追いつく。さらにコンフォートが左前打で出塁し、投手のけん制悪送球で二進すると、マンシーが中越え二塁打で勝ち越しに成功した。
打線の援護を受けた佐々木は四回に4番ガルシアを高め153キロ直球で空振り三振に仕留めるなど、三者凡退。五回も1死からヒガシオカに左前打を許したが、後続をピシャリ。付け入るスキを与えなかった。
5回で56球を投げた佐々木は5登板目で初の六回に突入。2番からの好打順に対し、先頭シーガーを153キロ直球で中飛に打ち取り、スミスを3-1から四球で歩かせたが、元巨人の4番ガルシアを直球で遊ゴロ併殺に打ち取り、表情を緩めた。
佐々木は前回、12日のカブス戦は自己最長の5回、同最多の81球を投げ、4安打1失点と好投。失点をソロ1本に抑えたが、打線の援護がなく、メジャー初黒星を喫していた。





