3A藤浪晋太郎、決勝点許して初黒星 1回2安打1失点 無四球1奪三振 最速158キロ

 「コメッツ4-3レイニアーズ」(18日、オクラホマシティ)

 マリナーズ傘下3Aタコマ・レイニアーズの藤浪晋太郎投手が4番手で3-3の八回から登板し、決勝点を許して今季初黒星を喫した。1回2安打1失点、1奪三振だった。10球のうちストライクは7打球。2試合連続失点で防御率を9・95とした。

 中5日で臨んだ今季7度目の登板。前回は1/3回5失点の乱調から汚名返上を期してマウンドに立った藤浪は先頭の有望株ラッシングをカウント0-2から内角高め154キロ直球で空振り三振を奪い、好スタートを切った。

 ところが、次打者への初球、高めに浮いたスプリットを二塁打にされ、得点圏に走者を背負う。3人目の打者、アウトマンをスプリットで一ゴロに仕留めて、2死三塁とする。後続を断って評価を上げるチャンスだったが、左打者のウォードに対し、初球ボールの後、内角低め155キロ直球を右前へ運ばれ、勝ち越し点を許した。後続を152キロ直球で右飛に打ち取り、最少失点に抑えたが、勝敗を決する大きな1点をなった。

 米3年目の今季はマリナーズとマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーキャンプに参加。2年ぶりのメジャー復帰を目指してオープン戦に登板し、7試合、6回2/3を投げて1セーブ、1ホールド、防御率5・40、奪三振4、与四死球10を記録。150キロ台後半の直球とスプリット、スライダー、さらには首脳陣が高く評価した新球ツーシームを駆使して6試合でゼロに抑えたが、メジャー開幕5日前に無念のマイナー降格が決まった。

 3Aでは3月30日の初登板で失点した後は4試合連続無失点。防御率を1・80まで良化させたが、前回12日の試合で大量失点を喫し、10点台に急騰した。

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