ドジャース、前夜3回6失点炎上のミラーを3A降格 大谷先頭弾などの大量援護を生かせず 代替選手は未定
大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3投手が所属するドジャースは17日(日本時間18日)、前日16日のロッキーズ戦で3回6失点だったボビー・ミラー投手を3Aに降格したと発表した。代替選手は未定。
20年ドラフト1巡目指名の逸材で、メジャー1年目の23年に11勝をマークしたミラーは前日にメジャー昇格即先発。初回に1点を先制されたが、その裏に大谷がリーグトップタイの6号先頭打者弾で打線に火を点け、フリーマンの3号勝ち越しソロなど、7点の援護を受けた。
ミラーは6点リードの二回を最速159キロの直球とカーブを軸にした投球で無失点に抑える。しかし、三回に6番トグリアに甘く入ったカーブを満塁弾にされ、続くモニアクには158キロ直球を左越えソロ。痛恨の連続被弾でシーズン初勝利のチャンスを逃した。
チームは下位打線の奮起と中継ぎ陣の好投で1点差逃げ切り勝利。3連勝を飾って貯金を今季最多タイの8としたが、試合後のミラーの表情は暗かった。「(第2の変化球)チェンジアップとスライダーが本当に良くなかったので2つの球種(直球とカーブ)に頼らざるえをなかった。良いところ、悪いところ、どちらもたくさんあった」と、84球を振り返り、「自分は今日よりもいい投球ができることは分かっている」と、復調に自信を見せた。
ドジャースの先発陣は、サイ・ヤング賞2回の実績を持ち、昨オフに5年1億8200万ドル(約257億円)で合意したスネルが左肩炎症で負傷者リスト入り。代役としてロブレスキーやナックを先発投手として起用する一方で、現在負傷者リスト入りしているゴンソリンとカーショーがマイナーでリハビリ登板しており、メジャー復帰時期が注目されている。