大谷翔平 MLB通算150盗塁 「ジャッキー・ロビンソン・デー」に節目到達 イチローに続く日本勢2人目

 三回、スミスの3ランで生還した大谷とフリーマン(ロサンゼルス・ドジャース提供)
 3回、二盗するドジャース・大谷。メジャー通算150盗塁に到達した(共同)
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 「ドジャース6-2ロッキーズ」(15日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が「ジャッキー・ロビンソン・デー」で、足でチームの4カードぶり勝ち越しに貢献した。三回に四球から今季5個目の盗塁となる二盗を成功させてメジャー通算150盗塁達成。足で揺さぶり、4番スミスの2号3ランを呼び込んだ。この日は無安打に終わったが、八回にもダメ押しとなる得点を記録。シーズン20得点一番乗りで両リーグ単独トップに立った。

 背番号「42」をつけた大谷が完ぺきなタイミングでスタートを切った。三回だ。先頭で四球を選び、1死からフリーマンの打席で二盗を成功させた。足で相手バッテリーに揺さぶりをかけて四球を誘発。さらに4番スミスの2号3ランを呼び込んだ。

 初の黒人選手として人種の壁を打ち破ったジャッキー・ロビンソンの功績をたたえ、30球団の全選手が背番号「42」を着用してプレーした特別な日。ドジャースの主力としてその系譜を継ぐ大谷が、歴史的な日に節目のメジャー通算150盗塁に到達。日本選手では、通算509盗塁のイチローに次いで2人目となる節目の数字に到達した。

 この日の2得点で、19試合で20得点。昨季の得点王が早くも両リーグ単独1位に立った。5本塁打と5盗塁はいずれも年間42・6ペース。昨年のワールドシリーズ第2戦で盗塁を試みた際に脱臼した左肩の影響は、小さくなったように映る。キャンプ中はスライディング時の左手の位置を胸の前に置くなど試行錯誤していたが、最近は地面につきながら滑り込んでいる。

 この日の二盗の際にも左手をつきながらのスライディングだったことに、ロバーツ監督は「理想を言えば左手を下げないでほしい。でも彼は今、左手を強くつかないように意識して慎重にやっていると思う」と語った。快音が響かなくても、足で貢献し、存在感を示した一日となった。

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