佐々木朗希がメジャー初被弾も最長の5回1失点 初勝利は持ち越しも最多の81球 バックの好守備に助けられる

 「ドジャース-カブス」(12日、ロサンゼルス)

 ドジャースの佐々木朗希投手が先発マウンドに上がり、メジャー初被弾を許すも最長の5回1失点。初勝利は持ち越しとなったが、味方の好守備にも助けられ粘りの投球となった。

 3月29日のタイガース戦で二回途中KOを食らって以来となる本拠地のマウンド。先頭のハップに対しいきなり3ボールとなったが、立て直して内角直球で一ゴロに仕留めた。ベースカバーに入った佐々木はフリーマンからの送球がグラブから飛び出しそうになり、思わず苦笑い。続くタッカーにもボールが先行し、捉えられた打球がセンターを襲ったが、パヘズがスライディングキャッチで好捕。思わずマウンドでグラブをたたいた。

 2死から鈴木をきっちりと遊ゴロに仕留め三者凡退。スタンドからは歓声がわき起こった。

 二回は4番・ブッシュの2球目に最速となる98・3マイル(約158キロ)を計測。しかしカウント2-2からの6球目を左中間へ運ばれてしまった。メジャーで許した初の長打が一発となった。それでも後続をしっかりと抑えて最少失点で切り抜けた。

 三回は先頭をきっちりとアウトに仕留めたが、ケリーにフルカウントから四球を与えた。続くハップには右前打でつながれ、1死一、二塁のピンチ。タッカーを四球で歩かせて満塁となったところで、ベンチからプライアー投手コーチがマウンドへ向かった。

 鈴木を迎えた勝負の場面。ストレートを捉えられたが、二塁ベースに寄っていたエドマンの正面を突きセカンドライナー。バックの守りに再び助けられると、さらにパヘズがホームランキャッチで窮地を救った。

 四回も1死から痛烈な打球が右翼線を襲ったが、T・ヘルナンデスが鮮やかなランニングキャッチ。しっかりと三者凡退に打ち取った。五回は1死一、二塁のピンチを招くもタッカー、代打・アマヤと打ち取ってメジャー最長の5回を投げきった。球数も最多の81球。初勝利は持ち越しとなったが、次戦につながる内容だ。

 佐々木は3月19日の開幕第2戦でカブスと対戦し、3回1失点に抑えた。前回登板のフィリーズ戦では勝利投手目前の五回途中で降板したが、ベンチから身を乗り出して声援を送るシーンもあった。

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