大谷翔平がサイクル未遂の大暴れも…ドジャースは今季初の連敗 守乱2発で先制点献上&救援陣も炎上 反撃及ばず
「ナショナルズ6-4ドジャース」(7日、ワシントン)
ドジャースは守乱から接戦を落とし今季初の連敗。大谷翔平投手はサイクル安打未遂の4打数3安打、1本塁打、2打点、1四球で今季2度目の猛打賞と気を吐いたが、反撃は及ばなかった。
敵地がどよめいたのは三回だ。2死一塁、カウント2ボールから甘いフォーシームを完璧にとらえた。打球は右翼席に飛び込む4試合ぶりの4号2ラン。一気に試合を振り出しに戻した。
大谷は第1打席で打球速度182キロの強烈打球で二塁手のグラブをはじき、内野安打で出塁。第3打席は追い込まれながらも中堅フェンス直撃の三塁打を放ち、2019年以来自身2度目のサイクル安打達成に王手をかけていた。第4打席はフルカウントから浮いたボールを見極めたかに思われたが、ストライクの判定。一塁へ歩きかけたが、思わず悔しげな表情を浮かべた。九回2死三塁の第5打席では四球で好機を拡大したが、サイクル安打の快挙を期待する敵地ファンから強烈なブーイングがわき起こった。
この日はドジャースらしからぬゲーム展開。二回にベッツが痛恨のトンネルで併殺打でチェンジが一転、先制点を献上する展開に。2死後にはベッツが二遊間の打球をはじき、さらにキックしてしまう痛恨失策で2点目を失った。
七回には自慢のリリーフ陣も炎上。バンダがダメ押しの2ランを浴び、ナショナルズに突き放された。さらに初登板のサウアーもタイムリーを浴びるなど、一挙3失点でダメ押しされた。
バッテリーが計3盗塁を許すなど、相手の機動力を封じられなかったことも要因に。打線は4点を追う八回にベッツ、スミスがタイムリーを放ち2点差に迫るも、直前の失点が響く形になった。
ドジャースは開幕8連勝と好スタートを切ったが、敵地で今季初の連敗。激戦のナ・リーグ西地区で、パドレスが勝てば3位転落となる。




