大谷翔平 痛烈右前打で好機拡大もまさかの無得点 ベッツのライナーでパヘズ戻れず併殺 けん制悪送球で二塁進塁もテオが三振

 「ドジャース-ブレーブス」(2日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は2点を追う五回の第3打席で、追い込まれながらも痛烈な右前打を放って好機を拡大した。開幕から8戦連続出塁となった。

 先頭のパヘズが左肘に死球を受け、思わず表情をゆがめながら打席に向かった大谷。速球派右腕のデロスサントスとの対戦。初球をファウルしたが、2球目はきっちりと見極めた。

 3球目、チェンジアップにバットが空を切り、追い込まれた。ここでタイムをかけ冷静に頭を整理。4球目、低めのチェンジアップを見切って平行カウントに持ち込んだ。5球目のアウトコースをきれいにとらえて右前に運び、好機を拡大した。

 一塁走者のパヘズが一気に三塁を陥れる好走塁で無死一、三塁。しかしベッツのピッチャーライナーでパヘズが飛び出してしまい痛恨の併殺となった。直後に牽制球で一塁へ頭から戻ったが、悪送球となり二塁へ進んだ大谷。だがT・ヘルナンデスは空振り三振に倒れ、無得点に終わった。

 試合は二回までに守備のミスが響き5点のビハインドを背負う展開。それでも三回にエドマンの2ラン、四回にはコンフォルトのソロなどで2点差まで追い上げていた。

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