カブスは阪神に完封負け 鈴木誠也が凱旋安打もわずか3安打で「私たちの打撃は印象に残っておりません(笑)」カウンセル監督が自虐

 「プレシーズンゲーム、阪神3-0カブス」(15日、東京ドーム)

 カブスは打線が沈黙。なかなか走者すら出せない苦しい展開が続き、完封負けを喫した。

 序盤は阪神先発・門別の前に突破口を見いだせず。「2番・DH」でスタメン出場した鈴木も2打席連続中飛に倒れ、出塁とはならなかった。結局走者すら出せず、左腕に5回まで完全投球を許した。

 六回に代わったネルソンからアマヤが初ヒットを放ったが、直後の併殺で無得点。6回まで打者18人と完全に沈黙した。七回に鈴木がバットを折りながらも三遊間を破る凱旋安打を放ったが、後続が続かず。バッテリーも阪神打線に3盗塁を許すなど課題の残るゲームとなった。

 カウンセル監督は前日の会見で「バッテリーにとってはタフなゲームになる」と阪神の戦いを分析した上で語っていたが、予言が的中した形になった。

 それでも鈴木は1、2打席ともにしっかりと対応した打球を飛ばすなど、オープン戦では打率1割台と低迷したが、着実に状態は上がってきている様子。第4打席は岩崎の高めストレートにしっかりとバットが止まり、四球を選んだ。

 試合後、カウンセル監督は「ライトスタンドのファン、たくさんのファンの声援が忘れれない」と印象を語り、「私たちのバッティングは印象に残っておりません(笑))」と自虐的に振り返っていた。

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