山本由伸 開幕へ準備OK OP戦ラス投5回1失点「しっかり手ごたえ」
「オープン戦、ドジャース6-2ダイヤモンドバックス」(10日、グレンデール)
ドジャースの開幕投手に決まっている山本由伸投手(26)がダイヤモンドバックスとのオープン戦に先発し、予定の5回を4安打1失点、7奪三振。大谷翔平投手(30)は「1番・指名打者」で出場し、初回の打席で時速191キロの弾丸二塁打を放った。投打の柱が万全の状態で1週間後の東京開幕戦を迎える。
降板後の笑顔が調子の良さを証明していた。
18日に東京ドームで行われる開幕戦のマウンドを託されている山本がオープン戦最後の登板で要所を締めて5回1失点。「しっかり強いボールを投げられてましたし、最終登板でしっかり手ごたえを感じられる投球ができたと思います」。万全をアピールした。
この日は最速156キロの直球とスプリットを軸にした組み立て。75球のうちストライク50球。七つの三振を奪った。二回無死一、二塁のピンチを無失点で切り抜け、四回1死二、三塁の場面は最少失点。右打者の内側をえぐるツーシーム、左打者へのカットボールも効果的だった。
メジャー2年目。「自分のペースで、日本で過ごしていた時により近い気持ちで過ごせている」。右も左も分からなかった1年前に比べて心にゆとりが生まれた。
日本開催が決まった時から意識していた凱旋登板。「とにかくいい状態で、全力でプレーできたらいいなと思います」。もちろん、楽しみは野球以外にもある。「おいしいご飯屋さんもあるので、ほどほどにね」と言って報道陣を笑わせた。





