大谷翔平 スライディング再改良 滑り込む直前で左手を背中に 故障再発防止へ

 キャッチボールを一時中断し、首の状態を確認する大谷(撮影・小林信行)
 走塁練習のスライディングで左手を腰に添えながら滑り込むドジャース・大谷(共同)
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 「ドジャース春季キャンプ」(5日、グレンデール)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)がスライディングのさらなる改良に取り組んだ。キャッチボールの後、データ解析用のベストを着用して走塁強化のトレーニングを敢行。さらにはグラウンドに出て二盗の際の滑り込みの練習を行い、新たなスタイルを模索した。

 今キャンプでは、昨年11月に手術した左肩の再発を防ぐ目的でスライディングの改良に着手。オープン戦で2度披露した時にはどちらも左手を胸の前に浮かせていたが、この日は滑り込む直前に左手を背中に回す変則型を実践した。一塁から二塁まで5本走り、滑り込んだ後は二塁上でクルリと体を反転させてポーズを決め、見守ったスミスストレングスコーチを笑わせた。

 一方でキャッチボールの途中には2日連続で、首の状態を確認するしぐさを見せた。

 序盤と終盤に投球を一時中断し、首をひねったり、首周辺に手で力を加えたりした。ロバーツ監督は「深刻なものではないと思う。寝違いのような症状で少し痛みが出たのかもしれない」と強調。ただ、日本開幕戦前に行う見込みだったライブBPについては「検討はするが確定ではない。今は答えられない」と現時点では白紙であることを示唆した。

 大谷は練習後、観客にサインをプレゼント。最後はハイタッチを交わすなどファンと交流した。12日後に迫った開幕戦に向けて、着々と準備を進めている。

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