大谷翔平 いきなり6連発 左肩に違和感も手応え「バットは振れている」 練習合間は佐々木に配慮も

 「ドジャース春季キャンプ」(12日、グレンデール)

 ドジャースはアリゾナ州グレンデールで投手と捕手のバッテリー組がキャンプインし、右肘と左肩の手術を乗り越え、2年ぶりに投打「二刀流」復活を目指す大谷翔平選手(30)がワールドシリーズ連覇に向け、本格的に始動した。フリー打撃では快音を連発。キャッチボールではスイーパーも試投し、今週末にも術後初めてブルペンに入ることも明かした。ドジャースは3月18、19日に東京ドームで今永、鈴木の所属するカブスと開幕シリーズを戦う。

 予告なしの「ショウ・タイム」。大谷が漆黒のバット1本を手にフィールドに向かった。レギュラーシーズン中は室内調整を重視し、ほとんど行わない屋外フリー打撃。スーパースターを一目見ようとキャンプ地に殺到したファンは歓喜し、報道陣は色めき立った。

 耳に心地よい快音を響かせ、ギャラリーを沸かせた。一回り目は10スイングで柵越え4本。インターバルの間にはロバーツ監督と通訳を介することなく、コミュニケーションを取った。

 見る者の度肝を抜いたのは二回り目だ。2球を打ち損じた後、中堅から右翼方向へ6スイング連続の柵越えを披露した。出力を抑えながら、計18スイングで10本をフェンスオーバーさせた。

 「いい角度で上がっている打球はいいと思いますけど、振っている軌道と上がった打球の角度が合っているかが一番大事。その点で、まだ改善する余地がある」

 昨年10月26日のワールドシリーズ第2戦で二盗を試みた際に左肩を脱臼し、11月に関節唇の修復手術を受けた。バットを振り始めたのが年明けからとは思えない打球速度と飛距離。「完全に違和感がない状態ではない。それでもバットは結構振れている」。違和感の正体を「可動域の制限」と明かしながら「もう少し時間をかける必要はある」と慎重に言った。

 キャンプ初日に二刀流調整。打撃練習前には20分間のキャッチボールも行った。相手役を座らせ「今日初めてスイーパーを投げました」。23年9月に手術を受けた右肘への負担を考慮し、最後に残された球種だった。「寒かったですけど、ある程度強いボールを投げられたので満足しています」と明るい表情を見せ、今週末に術後初めてブルペンに入ることを明かした。

 練習の合間にはメジャー1年目の佐々木に声をかけて、笑顔を見せる場面もあった。同じ岩手県出身のかわいい後輩への配慮も忘れなかった。

 ロバーツ監督は大谷のオープン戦登板について「現時点ではないと思う」と語った。シーズン序盤までは打者に専念しながら投球プログラムを継続していく。「もう一度、あそこ(ワールドシリーズ)に行って勝てるように、気を引き締めて頑張りたい」。目指すのは「二刀流で連覇」。大谷の新たな挑戦はすでに始まっている。

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