小笠原慎之介が所属するナショナルズとは?19年のWS制覇後に4年連続で最下位→チーム再建中 先発3、4番手の位置づけか
米大リーグ、ナショナルズは24日(日本時間25日)、中日からポスティングシステムを使ってメジャーへの移籍を目指していた小笠原慎之介投手と2年契約で合意したと発表した。背番号は「16」に決まった。
ナショナルズは2019年に球団史上初のワールドチャンピオンに輝いたが、以降は4年連続最下位、5年連続でシーズン負け越しと低迷。昨季は借金20ながら5年ぶりに最下位を脱出した。
ただナ・リーグ東地区は現在、MLBの中で最激戦区とされている。千賀が所属し、今オフにファン・ソトを獲得したメッツ、メジャー屈指の強打者、ブライス・ハーパーがけん引するフィリーズ、伝統的な強さを誇るブレーブスがひしめき合い、同地区の最下位マーリンズは昨季、100敗を喫した。
強豪ひしめく中で、再建へと進んでいるチーム。40人枠のロースター平均年齢は26歳前後と、27歳の小笠らにとって同年代の選手が多い。その中でキーパーソンとなり、再建へ導くことができるかが焦点だ。先発ローテでは左腕のマッケンジー・ゴアが昨季161回1/3を投げて10勝12敗、防御率3・91をマーク。右腕のジェイク・アービンが実質的なエースで、小笠原は先発3、4番手の位置づけとなりそうだ。
ナショナルズは05年から首都ワシントンDCを本拠とし、日本選手に最も馴染みのない球団の一つ。日本選手がプレーするのは前身のエクスポスを含むと、伊良部秀輝(00、01年)、吉井理人(01、02年)、大家友和(00~05年)に続き、20年ぶり4人目となる。




