ロッテの佐々木朗希投手の獲得に成功したドジャースが１７日（日本時間１８日）、フィリーズとのトレードでマイナー外野手のディラン・キャンベルと引き換えに国際ボーナスプール（国際選手契約予備金）を獲得したと発表した。

　ドジャースは、ＭＬＢドラフト対象国（米国、カナダ、プエルトリコ）外の海外選手との契約が解禁された１５日の時点の国際ボーナスプールはメジャー３０球団最低の５１４万６２００ドル（約８億円）。他球団が次々と中南米の有望株と契約を結ぶなか、ドジャースは佐々木資金確保のために予定していた３選手との契約を取りやめたと伝えられている。

　米報道によると、ドジャースが佐々木と合意した契約金は６５０万ドル（約１０億１５００万円）。マイナー外野手をトレードに出し、約２億円を獲得した計算になる。

　２３日が交渉期限だった佐々木はこの日、自身のインスタグラムを更新。「ロサンゼルスドジャースとマイナー契約を結ばせていただくことになりました」と報告し、「とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります」（原文ママ）と意気込みをつづった。新天地では大谷、山本らと強力な先発ローテーションを形成し、ワールドシリーズ連覇を目指す。