山本由伸 5回無失点快投の要因は「チームメートが『信じてるから』」の一言 キケと喫茶店で2時間トークも

 試合後の会見に臨んだ山本(撮影・小林信行)
 3回、ピンチでタティスを併殺打に仕留め声を上げる山本
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 「ナ・リーグ・地区シリーズ、ドジャース2-0パドレス」(11日、ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手が先発し、5回2安打無失点の快投。ポストシーズン初勝利を手にし、チームの地区シリーズ突破に大きく貢献した。

 シャンパンファイト後、会見に臨んだ山本は「配球の面もミーティングを重ねて確認しましたし。技術もたくさん調整して。ベストの状態でマウンドに上がれるようにしました」と振り返った。立ち上がりから相手の懐をキレのあるフォーシームで突き、カーブを効果的に織り交ぜた。

 正念場は1点を先制した直後の三回。1死からヒガシオカに初安打を許すと、続くアラエズにも右前打でつながれた。ここで今シリーズ4本塁打のタティスが打席へ。一発を警戒しながらボールが先行した勝負は、カウント3-1から外角スライダーを引っかけさせて三ゴロ併殺打に仕留めた。

 「とにかく攻める気持ちを忘れずに。自信を持って投げました」とマウンドを降りる際に雄たけびをあげた山本。スミスとタッチをかわし、悠然とマウンドを降りた。

 ダルビッシュとの投げ合いに「日本人投手が両チーム先発することが初めてだったので、(ファンが)野球を見るのを楽しみにしてくれていたと感じている」と振り返った山本。「なるべく早く切り替えて、チームメートが信じてるからとマウンドに送り出してくれて。チームメートのみなさんのおかげです」と明かし、サンディエゴではK・ヘルナンデスと喫茶店で2時間もトークしたという。大谷からは「ポジティブな声かけをしてもらった」と語っていた。

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