大谷翔平 「水原事件」打ち明けた「最初の方は睡眠が足りない日が続いていた」

 試合後に取材に応じるドジャース・大谷(共同)
 日米報道陣の質問に無言を貫く水原被告(撮影・小林信行)
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 「ジャイアンツ2-10ドジャース」(14日、サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)はサンフランシスコでのジャイアンツ戦に「2番・指名打者」で出場し、四回に6日以来の本塁打となる12号ソロを放った。3安打2打点1本塁打で、自身5年ぶり2度目のサイクル安打に王手という活躍を見せて勝利に貢献。本塁打はリーグトップ、打率は両リーグトップだ。

 この日は大谷の元通訳の水原一平被告(39)が巨額銀行詐欺事件の罪状認否のため裁判所に出廷した。大谷は試合後の取材対応の中で騒動について触れると「最初の方はいろいろあったので、睡眠が足りない日が続いていたが、最近は時間にもだいぶ余裕が出ている。いい睡眠を取って、一日一日大事にプレーができているかなと思う」と打ち明けた。

 開幕直後は大谷自身も司法当局から事情聴取を受けたり、声明を発表したりと、グラウンド外で対応を迫られた。ただそこから「いろいろと物事が進展して、新しいことが分かって。いったん解決した段階では僕の方からやることはなくなったので、その段階でかなと思う」と、徐々に野球に集中できるようになったという。

 またこの日、NBCテレビは大谷が連邦地裁に対し、詐欺行為が自身に与えた影響を説明する見通しだと報じた。連邦地検を通じて書面を提出するとみられる。

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