ドジャース・山本由伸 自己最長8回投げ2失点で本拠地初勝利 驚異のストライク率75%!

 試合後、報道陣の質問に答える山本由伸(撮影・小林信行)
 マーリンズ戦に先発し、8回を5安打2失点で4勝目を挙げたドジャースの山本(共同)
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 「ドジャース8-2マーリンズ」(7日、ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手(25)は、ロサンゼルスでのマーリンズ戦に先発して自己最長の8回を投げ、5安打2失点で4勝目(1敗)を挙げた。計97球を投じた中、ストライク率は驚異の75%を記録するなど、見事な制球を披露しての本拠地初勝利となった。大谷翔平選手(29)は無安打に終わったが、四球による出塁で得点に絡むなど、勝利に貢献した。

 鬼の形相で山本がほえた。八回、最後の打者を外角153キロ直球で空振り三振を奪った瞬間、マウンド上で気を開放した。4度目の登板でようやくつかんだ本拠地初星。「すごくうれしく思います。長いイニングを投げられたのが一番良かった」と言って安どの表情を見せた。

 波乱の幕開け。プレーボール直後の初球、ど真ん中への153キロ直球を右翼スタンドへ持っていかれた。捕手の構えは外角低め。明らかな失投だったが「落ち着いて、いいフォームで投球できた」と焦りはなかった。2死から右前打を許したが、後続を断った。

 その裏の攻撃で打線が逆転に成功。山本は続く2イニングを三者凡退に抑えると、三回裏に味方打線が4点を追加。投打の歯車がかみ合い、試合の主導権を握った。

 「ストライク先行で、相手も積極的にきていたのでうまく打ち取れたのがよかったと思います」

 その言葉通り、ストライク率は驚異の75%をマーク。試合開始から19球連続ストライクは、データ収集を開始した2000年以降では球団初の快記録となった。「テンポ良く投げられたので、長いイニングを投げられたことにつながった」。試合後のロバーツ監督は開口一番、「ファンタスティックだった」と絶賛した。

 八回、2死一塁からの打者を空振り三振に仕留めた後、ベンチで大谷と言葉を交わした。「今日は三振が少なかったので『三振取れてよかったな』と。投げている時は話すことは少ないですけど、降板後はよく声を掛けていただいている」と明かした。

 山本は自身の連勝を4に伸ばし、チームは2度目の6連勝で貯金12。背番号18がチームとともに上昇気流に乗っていく。

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