山本由伸がメジャー初勝利 打者10人連続アウト&毎回8Kの5回無失点 明日は大谷に「どでかいホームランを」

 メジャー初勝利を挙げたドジャース・山本(ロサンゼルス・ドジャース提供)
 カブス戦に先発した山本
 先発し、力投する山本
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 「カブス1-4ドジャース」(6日、シカゴ)

 ドジャースの山本由伸投手が5回無失点の快投でメジャー初勝利をマークした。これで前回登板のカージナルス戦から10イニング連続無失点。日本球界最高峰の投手がメジャーで記念すべき第一歩を踏み出した。

 初回、絶体絶命の状況を切り抜けた。2安打1四球でいきなり背負った無死満塁のピンチ。「少しコーナーを狙いすぎてランナーをためてしまった」。それでも前回登板となったカージナルス戦で活用したカーブが威力を発揮した。モレル、スワンソン、ブッシュを3者連続三振に斬り、鮮やかにスコアボードにゼロを刻んだ。

 二回は簡単に2死を奪いながらも、マンシーの失策などで招いた2死満塁のピンチ。だがベリンジャーをカーブで見逃し三振に仕留め生還を許さなかった。

 以降は圧巻の投球。低めのスプリットをカブス打線が振ってくれるようになり、投球の幅が広がった。三回、四回、五回といずれも三者凡退。絶好調のカブス打線を相手に、毎回の8奪三振、打者10人連続アウトの離れ業をやってのけた。鈴木との対戦は「楽しみにしていた。たまたまいいところにいって打ち取れたのでよかった」と無安打に封じた。

 これが打線にも好影響を与える。五回に大谷の安打などで2死満塁の好機をつくると、相手のバッテリーエラーで先制。さらにマンシーの2点適時打で3点を奪った。勝利投手の権利を自ら呼び込んだ形だ。

 山本は前回登板のカージナルス戦で雨天中断がありながらも、続投して5回無失点の好投。救援投手が炎上して初勝利の権利は消えていたが、修正した姿を見せた。ソウルでの開幕第2戦で1回5失点と大炎上からスタートした右腕が待望のメジャー初勝利をマークした。7日は大谷VS今永の対決になることから「翔平さんを応援して、どでかいホームランを打ってほしい」と願った。

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